川中島の戦い
信玄と謙信の宿命対決
野戦信濃国・川中島
1553年から1564年にかけ信濃国・川中島で武田信玄と上杉謙信が五度対陣。第四次では両軍が大損害を出し勝敗未決着ながら、戦国最強対決として語られる理由と、有名な一騎討ち伝説の実態を解説。地図感覚で流れをつかめる。
戦いの記録を読む戦国ジャーナル / 合戦・事件
関ヶ原の戦い・長篠の戦い・桶狭間の戦いなど天下を揺るがした合戦・事件33件を詳解。戦略、布陣、勝敗の分岐点を年代順に整理し、関連する武将記事への導線も辿れます。
収録数 33 件
1553–1615年
1570年浅井長政の離反と信長の決死撤退戦
撤退戦越前国・敦賀(金ケ崎城)から近江・朽木越えへ
元亀元年(1570年)、越前の朝倉義景を攻めた織田信長が、妹婿・浅井長政の離反で背後を断たれ、若狭から近江朽木谷を抜けて京へ逃れた撤退戦。木下藤吉郎を中心に殿軍が立った信長最大の危機の実像と俗説を読み解く。
戦いの記録を読む1570年織田徳川と浅井朝倉の激突
野戦近江国・姉川河原
1570年、近江国姉川で織田信長・徳川家康の連合軍が浅井長政・朝倉景健を破った合戦。妹婿・長政の裏切り、磯野員昌の十一段崩し、徳川勢の側面攻撃まで、辛勝の実相と通説の射程を丁寧に解説。
戦いの記録を読む家康生涯最大の敗戦
野戦遠江国・三方ヶ原
1572年、遠江国・三方ヶ原で武田信玄が徳川家康と織田援軍を撃破し、家康は浜松城へ敗走。武田勝利の衝撃が家康の軍制と天下人への歩みをどう変えたか、敗因と教訓まで含めて丁寧に解説。家康像が変わる敗戦研究の定番。
戦いの記録を読む1573年浅井氏滅亡と長政の最期
攻城戦近江国・小谷城
天正元年(1573年)、織田信長が北近江の小谷城に浅井長政を攻めた包囲戦。朝倉氏の滅亡、羽柴秀吉の京極丸奪取、久政・長政父子の自刃、お市と三姉妹の脱出までを段階を追って解説する。
戦いの記録を読む鉄砲運用が変えた戦術革命
野戦三河国・長篠
1575年、三河国・長篠で織田信長・徳川家康連合軍が武田勝頼を破って勝利。設楽原の馬防柵と鉄砲運用は何を変えたのか、戦術革命の実像と三段撃ち通説の真偽まで読みやすく整理する。武田騎馬軍団神話の再検証にも最適。
戦いの記録を読む鉄甲船が制海権を変えた海戦
海戦摂津国・木津川口
1576年と1578年、摂津国・木津川口で織田信長・九鬼嘉隆と村上武吉ら毛利水軍が激突。最終的に織田方が制海権を握り、鉄甲船の威力が戦国海戦を変えた経緯を、第一次と第二次の違いから詳しく読む。補給線争奪の視点もわかる。
戦いの記録を読む1577年 謙信が織田軍を破った北陸決戦
野戦加賀国手取川一帯
1577年九月、上杉謙信は加賀手取川で柴田勝家率いる織田北国軍を破った。七尾城落城から謙信書状写・『信長公記』巻十までの史料を整理し、上杉が語り織田が沈黙した合戦の実像を読み解く。
戦いの記録を読む松永久秀の最期と平蜘蛛茶釜の爆死伝説
攻城戦大和国信貴山城
1577年十月、松永久秀が信長へ二度目の謀反を起こし大和信貴山城に籠城した戦い。織田信忠軍に包囲され十月十日落城、平蜘蛛茶釜をめぐる伝説が語られる合戦を、後世軍記の爆死伝説と『信長公記』『多聞院日記』の一次史料を照合しながら読み解く。
戦いの記録を読む見殺しにされた尼子再興軍の最期
攻城戦播磨国・上月城
天正五年、羽柴秀吉が中国攻めの緒戦で奪った播磨・上月城。秀吉はここに尼子勝久と山中鹿介の尼子再興軍を入れたが、毛利の大軍に囲まれ、信長は救援を断念する。見殺しにされた尼子主従の最期と再興の夢の終わりを、時系列で辿る。
戦いの記録を読む1578年 上杉家を二分した家督争い
攻城戦越後国・春日山城/御館
1578年、上杉謙信の急逝が引き金となった家督争い。景勝と景虎が春日山城と御館に分かれて越後を二分し、武田勝頼の離反と北条援軍の遅れが景虎を孤立させた。鮫ヶ尾城に散るまでを史料で読み解く。
戦いの記録を読む羽柴秀吉の干殺しと別所長治の最期
攻城戦播磨国・三木城
天正六年からの約一年十ヶ月、羽柴秀吉が播磨・三木城の別所長治を付城と土塁で囲んだ兵糧攻め「三木の干殺し」。加古川評定の俗説から、城兵の助命と引き換えの自刃までを、付城網と兵站から順に検証する。
戦いの記録を読む信長に叛いた荒木村重と妻子の悲劇
攻城戦摂津国・有岡城
天正六年、織田信長に叛いた荒木村重と摂津・有岡城の戦い。説得の決裂、黒田官兵衛の幽閉伝承、一年に及ぶ包囲と兵糧攻め、村重出奔ののちに残された妻子一族の処刑までを、信長公記など一次史料をもとに整理する。
戦いの記録を読む渇え殺しに散った吉川経家の覚悟
攻城戦因幡国・鳥取城
天正九年、羽柴秀吉が因幡・鳥取城に仕掛けた兵糧攻め「鳥取の渇え殺し」。米の買い占めと付城の包囲で城内を飢餓地獄へ追い込み、城将・吉川経家は城兵の助命と引き換えに自刃した。三木の干殺しを徹底化した兵糧攻めの実像を囲みと兵站から整理する。
戦いの記録を読む武田家が一月で滅んだ天正十年の崩壊
攻城戦甲斐・信濃(武田領一円)
天正十年、織田信忠と徳川家康の侵攻を受けた武田勝頼が、わずか一月たらずで滅んだ甲州崩れ。木曽・穴山・小山田の離反連鎖、高遠城に散った仁科盛信の死闘、天目山の最期までを、勝頼暗愚説など後世の俗説の射程とともに史料から読み解く。
戦いの記録を読む秀吉の水攻めと清水宗治の最期
攻城戦備中国・高松城
天正十年、羽柴秀吉が備中高松城を沈めた水攻め。足守川を堰く堤で城を孤島と化した最中に本能寺の変が起こり、城将・清水宗治は城兵の助命と引き換えに舟上で辞世を残し自刃した。秀吉の水攻めと和睦の実像を地形と交渉で追う。
戦いの記録を読む信長を討った謀反の真相
攻城戦山城国・本能寺
1582年、山城国・本能寺で明智光秀が主君の織田信長を急襲し、信長は自刃。光秀が一時勝利するも山崎で敗北し、豊臣秀吉台頭の起点となった謀反の真相を、黒幕説や動機の論点まで含めてわかりやすく解説。一次史料の見方も整理。
戦いの記録を読む秀吉が天下を掴んだ十日間の強行軍
行軍備中高松城〜山崎(山陽道)
天正十年、本能寺の変の報に接した羽柴秀吉が、備中高松城の陣から山崎まで約二百三十キロを十日たらずで駆け抜けた強行軍。和睦・撤兵・兵站・調略が噛み合った機動の実像と、事前察知説など後世の俗説の射程を段階ごとに整理する。
戦いの記録を読む秀吉の中国大返し決戦
野戦山城国・山崎
1582年、山城国・山崎で羽柴秀吉が明智光秀を破って勝利し、光秀は敗走後に落命。本能寺の変から11日後、中国大返しと天王山争奪が天下取りの分岐点となった理由を、経路と兵力差から解説。秀吉の電撃戦が一気にわかる。
戦いの記録を読む1582年 旧武田領をめぐる三国争奪戦
野戦甲斐・信濃・上野(旧武田領)
1582年、本能寺の変で織田の支配が崩れた旧武田領(甲斐・信濃・上野)を、徳川家康・北条氏直・上杉景勝が奪い合った争乱。神流川の敗戦で滝川一益が退場し、寡兵の徳川が黒駒で北条を退け、国衆の離合の末に甲信の大半は徳川の手に落ちた。
戦いの記録を読む秀吉が後継争いを制す
野戦近江国・賤ヶ岳
1583年、近江国・賤ヶ岳で羽柴秀吉が柴田勝家を破って勝利し、前田利家の離反も戦局を左右。信長死後の後継争いを決した一戦として、七本槍と美濃大返しが果たした役割まで詳しく迫る。秀吉出世の決定打を知る入門にも。
戦いの記録を読む家康が秀吉の中入りを撃破した一戦
野戦尾張国・小牧山〜長久手
天正十二年、信長次男・織田信雄と徳川家康が連合し、羽柴秀吉と尾張で半年余り対峙した一戦。三河中入り作戦の壊滅と長久手の電撃決戦、信雄単独講和に至る戦術と政略の二重構造を通史でたどる。
戦いの記録を読む1585年秀吉が紀伊を平定した太田城水攻め
攻城戦紀伊国・太田城ほか
紀州征伐は天正十三年、羽柴秀吉が根来衆・雑賀衆を討った紀伊平定戦。根来寺は焼失し、太田城は紀ノ川を引く長大な堤で水攻めにされ、首謀者の首と引き換えに城兵が助命された。日本三大水攻めの一つの実像を地形と外交から検証する。
戦いの記録を読む1585年 秀吉が長宗我部を降した四国平定戦
攻城戦阿波・讃岐・伊予・土佐(四国一円)
四国征伐は天正十三年、羽柴秀吉が弟秀長に十万余の大軍を委ね、阿波・讃岐・伊予へ三方面から侵攻し、四国をほぼ統一した長宗我部元親を土佐一国へ屈服させた平定戦。一宮城の攻防と降伏の実像、四国統一の射程を三方面別に整理する。
戦いの記録を読む1586年島津家久が四国勢を撃破した九州前哨戦
野戦豊後国大分郡・戸次川(大野川下流)
天正十四年十二月、豊後・戸次川で島津家久の釣り野伏せが四国勢を粉砕した一戦。仙石秀久の強引な渡河、長宗我部信親と十河存保の討死、軍監敗将の改易までを一次史料に沿って辿る。
戦いの記録を読む1587年九州征伐の天王山
野戦日向国・根白坂
天正十五年四月、日向国根白坂で島津本軍の夜襲を宮部継潤の砦が堅守し、藤堂高虎・小早川隆景・黒田官兵衛が挟撃して大破した九州征伐の決戦。義久降伏に直結した一夜の実像を読み解く。
戦いの記録を読む1614年 徳川対豊臣の第一幕(真田丸/淀川陣屋)
攻城戦摂津国大坂(現・大阪府大阪市中央区)
1614年、徳川家康が約20万の大軍で大坂城を包囲、真田信繁は南面弱点を補う真田丸で井伊・松平勢を撃退。方広寺鐘銘から堀の埋め立てまで、豊臣家滅亡の伏線となった冬の陣を整理する。
戦いの記録を読む1615年 豊臣家滅亡と戦国終焉
野戦摂津国大坂(現・大阪府大阪市中央区)
慶長20年5月、家康が155000の大軍で大坂へ再進発。道明寺・若江・天王寺の三日決戦で又兵衛・重成・信繁が相次いで討死し、5月8日大坂城落城で豊臣家は滅んだ。戦国乱世を閉じた最後の大戦。
戦いの記録を読む合戦・事件一覧では、桶狭間、長篠、関ヶ原、大坂の陣など、戦国時代の勢力図を大きく変えた戦いと政変を年代順に整理しています。各記事では、開戦に至る背景、参戦した武将、布陣、勝敗を分けた判断、戦後の政治的影響を分けて解説し、単なる勝敗表ではなく、なぜその合戦が重要だったのかを追えるようにしています。武将記事とあわせて読むことで、人物の行動と時代の転換点を結びつけて理解できます。野戦・攻城戦・海戦に加え、撤退戦や行軍も主な軍事行動の形態ごとに取り上げています。